かつてインターネットは「悪の根源」かのような扱いを受けていたことがあった。
アンダーグランドなサイトや情報が、ネットいじめや非合法なことへの導線となり「インターネット=陰湿」という図式が一般の意見として浸透していた。インターネットに関わる仕事は、どこか差別的な目を向けられ、一時の流行りもの…、コミュニケーション能力に欠けた人種が縋るもの…、といったイメージ。
しかし、このイメージも「スマホ」の登場によって一気に変化を遂げた。インターネットは大衆化され、健全なものへと進化した。それまでも、大型のパソコンから、ラックトップパソコンの普及とともにアンダーグラウンドなイメージは解消されつつあったが、一気に払拭されたのは、やはりスマホの普及が大きい。
そして、2011年3月────。インターネットは単なる情報発信(情報入手)のメディアではなく「コミュニケーションメディア」という理解がされることになった。そう、それは東日本大震災の混乱時───。電話も繋がらず、大切な人の安否の確認も出来ず、不安な日々を過ごしていたときだ。ツイッターという軽量な情報通信が人々の不安を解消してくれた。
1876年、グラハム・ベルが電話が発明したとき、その想いは「遠くに住む家族の声が聞きたい」という愛情から生まれたモノであった。時代を超え、インターネットがその想いを引き継いだわけだ。
それ以降、SNSの利用率が格段に向上し、様々なコミュニケーションツールが登場した。
インターネットはコミュニケーションに最適な技術だ。単なる広告、情報発信(入手)というメディアではなく、人と人が繋がり、遠くに住む愛する人に安心と笑顔を届けるモノ───。
私は、こんな世界でビジネスをしています。アンダーグラウンドと後ろ指さされたころからこの世界にいますが、今のインターネットの在り方が最高に気に入っています。