八ヶ岳山麓の観光スポットの一つ「白樺湖」のほとりがスタート地点になります。そして、ゴール地点が隣の「蓼科高原」。
秘境の蓼科大滝を見ながらのランチツアーは、大人気の予感を感じさせてくれる内容となっております。このツアーは珍しくワンウェイのツアーになります。
スタートとゴール地点が違う場所で、車の送迎で戻ったり、連泊のお客様を次のお宿にお届けしたり、幅広いパターンで提供出来るのがポイントの一つです。
白樺湖は標高1,400mの地にあり、避暑地としても有名なリゾート地です。都会の熱さと忙しなさを忘れさせてくれる白樺湖を横目にスタートして、ビーナスラインを登っていきます。かなりの勾配で、普通に考えたら絶対登りたくない傾斜です。
ですが、Eバイクを使う事で平らな道とほぼ同じように、森の中を気持ちよく登っていくことが出来ます。途中の看板に標高の案内がありますが、進んできた距離と登ってきた標高差が疲れ具合と比例せず、凄く違和感を覚えるでしょう。
Eバイクの凄さを体験したい方は途中でアシストをOFFにしてみると坂道に凄い傾斜を感じられるはずです。スズラン峠の頂上は、標高1,760mです。高低差360mを40分くらいで登ってしまうので、お客様皆様ビックリされます。
八ヶ岳は、日本でも珍しいとってもなだらかで長い裾野があり、峠の頂上からは長い下り坂を下りていきますが、まさに風と共に走る感覚で最高に気持ちが良く、景色や空気の変化を感じながらツアーは進んでいきます。
成り立ちは火山と土石流なのですが、その辺りのドラマも神秘的で自然の凄さと壮大さに圧倒されるはずです。
車どおりが多い道なのですが、最近「ブルーライン」(サイクリストに道標と、自動車の運転手への認識強化)が引かれ、自転車・自動車共に譲り合いが増え、安全が格段に上がりましたので、安心して下ることが出来ます。
標高も1,300mまで降りてきた辺りで大滝に向かう道へ進路を変えます。このあたりは山の中にたたずむ温泉旅館が多く、白樺湖とはまた違った雰囲気を感じて頂けるでしょう。少し進むと駐車場が見えてき、そこに自転車を止めて頂きます。
最後の10分は徒歩にて大滝を目指します。ただ、この最後の10分が凄まじい環境です。「もののけ姫」の舞台となった北八ヶ岳の中で、もっとも神秘的な空間を抜けて大滝を目指します。ここは。。。実際見てみてください。自然の力、偉大さ、そして人が生かされているという本質に気が付くことが出来る空間です。ふと立ち止まり、木々を見渡して、無心になっているご自身に気が付く事でしょう。
普通に歩くと5分もかからず大滝に到着しますが、この森を抜けるのに皆さん思い思いの時間をかけて頂いております。
森を抜けた先に現れる大滝。マイナスイオンが豊富で、日々の疲れから解放されとっても癒されます。滝の音を聞きながらの、地元の食材で作られたランチBOXは最高のお昼になるはずです。
ランチ後は、自転車を止めた駐車場まで歩いて戻り、そこからは車の送迎にて戻ります。 片道のツアーではありますが、きっと忘れられない3時間のツアーになる事でしょう。